こどもたちからの贈り物〜石巻・福地のひまわり
震災後、裏庭に咲いたひまわりの話を聴くために
石巻市の福地に住む
佐藤ちよえさん(74歳)を訪ねました。

ちよえさんのお宅は
二年前の東日本大震災の時
全校児童108人のうち74人が津波にのまれてなくなった
大川小学校から車で数分のところにあります。
ちよえさんの末のお孫さんで当時6年生だったみずほさん
そして同級生の加納愛香さんと弟の悠登くん(小3)
5年生の紫桃千聖(ちさと)さん
3年生の今野誠くん
2年生の佐藤来旺(らいお)君
福地地区の仲良しの6人のこどもたちも
この時 津波にのまれて亡くなりました。
ちよえさんの家の裏手には大きな川が流れているのですが
津波の時は 海から逆流したヘドロや流木まじりの濁流が押し寄せ
何もかも泥と海水をかぶって草も木も土手も真っ黒になったそうです。
みずほちゃんが亡くなってから
ちよえさんもお父さんもお母さんも
毎日みずほちゃんを思っては泣いていたそうです。

震災から3ヶ月たった7月のある朝のこと
ちよえさんが裏の畑のごみ焼き場のところにかがむと
ちょうど目の高さに黄色いものが目に飛び込んできました。
そこには太陽のように黄色いひまわりが
一斉に花開いていました。
その明るい黄色の花はまるでこどもたちの笑顔のようでした。
不思議なことにそのひまわりたちは
流木やヘドロに覆われた土手の斜面からはえ
それぞれが違う形の花をつけていました。
はなびらの長いもの 丸いもの
数えると花は六種類あって
見れば見るほどそれぞれが六人の子どもたちを思わせました。

「ばあちゃん 毎日泣いてばっかりいるから
みんなで花になって帰って元気つけてやるべ」
ちよえさんは
最年長のみずほさんが
みんなと相談して
泣いてばかりいる自分を
なぐさめに来てくれたと思ったそうです。
「みずほは ばあちゃん大好きなばあちゃん子でした。
毎朝ばあちゃんを手伝って一緒に花に水やりをしていたので
ばあちゃんが行くところをよく知っていて
ばあちゃんに見えるところに咲いたんだねって話してます。」
みずほちゃんのおかあさんの桂さんはそう言っていました。
ちよえさんがそれぞれの家に六種類のひまわりの花を届けると
他の家でも これは誰々だ これはうちの孫だと
それまであんまりつらくて言葉にできなかった子どもたちの話が
一気にあふれたそうです。
ちよえさんは6種類の種を取り
愛香さんと遙登くんのおじいちゃんである加納さんに協力してもらい
苗をそれぞれの家庭に配りました。
「最初の年は種もまかないのに咲いたのに
次の年からは、種をまかなければ生えないんです。
毎年世話してね 世話しながら私らのこと思い出してねって言ってるみだいでね。」

ちよえさんが撮ったひまわりの写真とひまわりの種
私はひまわりの写真を見て
これはきっとみずほちゃんたちが
泣き暮れているおばあちゃんたちを元気づけるために
ひまわりに姿を変えて現れたのだと思いました。
目には見えないけれど
なくなったひとたちは実はそばにいて
生きている私たちのことを気にかけ
応援してくれているのではないでしょうか。
そして時々
私たちにわかるように
サインを送って
元気を出してねと
励ましてくれているのではないでしょうか。

みずほさんはあの年の春休み
生まれて初めて友だちとディズニーランドに行く予定だったそうです。
「どこにも連れて行ってやれなかったみずほのかわりに
よかったらこの種を縁のあるところに連れて行ってください。」
そんな言葉と一緒に
おばあちゃんとおかあさんからひまわりの種を少し
いただいてきました。

仙台とこれからの演奏先に
ぜひお届けしたいと思います。
大川小学校の問題はまだまだ解決の見えない大変な状況です。
亡くなられた子どもさんたち 先生方のご冥福をお祈りするとともに
ご遺族の皆様の心が休まる日が一日も早く訪れますよう 心から願います。
石巻市の福地に住む
佐藤ちよえさん(74歳)を訪ねました。

ちよえさんのお宅は
二年前の東日本大震災の時
全校児童108人のうち74人が津波にのまれてなくなった
大川小学校から車で数分のところにあります。
ちよえさんの末のお孫さんで当時6年生だったみずほさん
そして同級生の加納愛香さんと弟の悠登くん(小3)
5年生の紫桃千聖(ちさと)さん
3年生の今野誠くん
2年生の佐藤来旺(らいお)君
福地地区の仲良しの6人のこどもたちも
この時 津波にのまれて亡くなりました。
ちよえさんの家の裏手には大きな川が流れているのですが
津波の時は 海から逆流したヘドロや流木まじりの濁流が押し寄せ
何もかも泥と海水をかぶって草も木も土手も真っ黒になったそうです。
みずほちゃんが亡くなってから
ちよえさんもお父さんもお母さんも
毎日みずほちゃんを思っては泣いていたそうです。

震災から3ヶ月たった7月のある朝のこと
ちよえさんが裏の畑のごみ焼き場のところにかがむと
ちょうど目の高さに黄色いものが目に飛び込んできました。
そこには太陽のように黄色いひまわりが
一斉に花開いていました。
その明るい黄色の花はまるでこどもたちの笑顔のようでした。
不思議なことにそのひまわりたちは
流木やヘドロに覆われた土手の斜面からはえ
それぞれが違う形の花をつけていました。
はなびらの長いもの 丸いもの
数えると花は六種類あって
見れば見るほどそれぞれが六人の子どもたちを思わせました。

「ばあちゃん 毎日泣いてばっかりいるから
みんなで花になって帰って元気つけてやるべ」
ちよえさんは
最年長のみずほさんが
みんなと相談して
泣いてばかりいる自分を
なぐさめに来てくれたと思ったそうです。
「みずほは ばあちゃん大好きなばあちゃん子でした。
毎朝ばあちゃんを手伝って一緒に花に水やりをしていたので
ばあちゃんが行くところをよく知っていて
ばあちゃんに見えるところに咲いたんだねって話してます。」
みずほちゃんのおかあさんの桂さんはそう言っていました。
ちよえさんがそれぞれの家に六種類のひまわりの花を届けると
他の家でも これは誰々だ これはうちの孫だと
それまであんまりつらくて言葉にできなかった子どもたちの話が
一気にあふれたそうです。
ちよえさんは6種類の種を取り
愛香さんと遙登くんのおじいちゃんである加納さんに協力してもらい
苗をそれぞれの家庭に配りました。
「最初の年は種もまかないのに咲いたのに
次の年からは、種をまかなければ生えないんです。
毎年世話してね 世話しながら私らのこと思い出してねって言ってるみだいでね。」

ちよえさんが撮ったひまわりの写真とひまわりの種
私はひまわりの写真を見て
これはきっとみずほちゃんたちが
泣き暮れているおばあちゃんたちを元気づけるために
ひまわりに姿を変えて現れたのだと思いました。
目には見えないけれど
なくなったひとたちは実はそばにいて
生きている私たちのことを気にかけ
応援してくれているのではないでしょうか。
そして時々
私たちにわかるように
サインを送って
元気を出してねと
励ましてくれているのではないでしょうか。

みずほさんはあの年の春休み
生まれて初めて友だちとディズニーランドに行く予定だったそうです。
「どこにも連れて行ってやれなかったみずほのかわりに
よかったらこの種を縁のあるところに連れて行ってください。」
そんな言葉と一緒に
おばあちゃんとおかあさんからひまわりの種を少し
いただいてきました。

仙台とこれからの演奏先に
ぜひお届けしたいと思います。
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ご遺族の皆様の心が休まる日が一日も早く訪れますよう 心から願います。
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*これからの予定
2020年
4月
クリスタルボウル講座、個人セッション、開講中です。
会場は仙台市泉区のセッションルームです。
遠方のお客様は、オンラインのメニューがございます。
ブログメニューバーの個人セッション欄をご参照下さい。
メルマガでは駆け込みのイベントなども紹介しております。 ぜひご登録下さい
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